
女性にも読んでほしい、新郎目線で綴る結婚式のリアルな感想
[box01 title=”こんな内容です!”]結婚式ってどうしても必要なのか?って感情から始まった結婚式の準備。最終的には結婚式をやってよかったと思いました。その心境の変化についてのお話です。[/box01]
結婚式をしたくないと思っている男性だけじゃなく、結婚式に対してネガティブになってしまっている男性とお付き合いをしている女性にも読んでいただければと思います。
僕は2016年の4月に結婚しました。
結婚はしたかったです。でも結婚式にそれほど興味がなく、どちらかといえば新生活にお金をかけたいと思っていました。
しかし、結果的には最高だったなと思える一日となりました。
極端に言うと結婚式否定派だったのですが、今では完全に肯定派です。なぜ結婚式について否定的だったのか。なぜその考えは変わったのか。
結婚式に不安がある男性。結婚式をしたいけどなかなか話が進まないカップル。いろんな方に見ていただきたい実体験のお話です。
結婚式が重要と思っていなかった理由
- とにかくお金がかかる
- 家具や生活用品にお金をかけたい
- 準備が大変、ケンカが増えると聞く
- 披露宴のひな壇で二人でピシッとしてても楽しくなさそう
- 披露宴中も友達と話をしたい
- 先に結婚式をした友達の意見がネガティブ
(ただただ疲れた ・ 二次会のほうが楽しかった )
お金の問題は一番気になった
結婚式はたくさんのお金が必要です。数百万円を家具などにまわし、貯金もすればばそれなりに良い結婚生活がスタートできるんじゃないか。そんな思いがありました。
家具・家電は両親からの援助もあるという方もいらっしゃると思いますし、実際僕も援助はありました。新婚旅行用にもたくさんもらいました。本当に感謝しかありません。
結婚式ができないほどではありませんが、「その後の生活は大丈夫だろうか。新婚旅行に行けるくらいお金が残るのか…」
結婚が決まったころはこのような不安がかなり大きかったです。
結婚式は本当に楽しいのか?
「結婚式は楽しいのだろうか」という思いもありました。
みんなでワイワイしている列席者を羨ましがる自分を想像してしまいました。新郎新婦は本当に楽しいのかなと。
また、結婚式は「両親の卒業式、両親への感謝の気持ちを伝える場」ともいわれていますが、実はあまりピンときていませんでした。
感謝の気持ちを示すという考えが完全に欠けていました。この気持ちは完全に逆転することとなります。
友人の結婚式体験談
- 疲れた
- 二次会は良かった
友達だけでパーティーをするほうが楽しくて気楽。お金もかからないからそれでも良くない?これが率直な意見でした。さすがに奥さんには言っていません。笑
ここまでを客観的に見てみると…
文章にしてみると本当にダメ男ですね。
- 親のことを全く考えてない
- 感謝の気持ちを大切にしていない
- 何より彼女のことを大切にできてない
ひとつ弁解しておきますが、「結婚式なんてやらなくて良くない?」という話し合いはしていません。
かわいい花嫁さんになるというのは彼女の夢でしたので、それを否定するつもりはありませんでした。
気持ちの面ではこうだったなという話です。
結婚式での金銭面の不安
結婚式を重要視していなかった理由と照らし合わせて書いていきます。僕の気持ちは大きく変化しました。
1年間お金を貯める余裕があった
僕たちは約1年間結婚式の準備をしてきました。準備期間が長い分お金を貯める時間もたっぷり。一昨年までは一年で貯めれる額なんてしれていましたが、目標があれば計画的になります。
無駄づかいも減りましたので、自然と貯金は増えました。
お金がないのであれば、日程に余裕をもって計画を立てるのも良いと思います。
お金を貯める上で意識したこと
- 月初めに貯金用の別口座に一定金額以上を移す
- 自分へのこづかいを決める
意識的に貯金をしなければ多分お金は貯まりませんでしたが、目標があれば大丈夫。安心してください。姉の旦那さんはバイトもしていたそうです。
やる気になれば根性でどうにかなるもんだと思せてくれた人が身近にいたことは救いです。
お金を貯めるために2人で貯金を始めた
もともと定期的に遠出をしていたので、旅行用の二人の口座を持っていました。それを結婚式の貯金用の口座に切り替えて二人で共有して気持ちを高めました。
そのときはやっぱりスマホで残額など見れたほうがテンションが上がるので、ネット銀行がおすすめです。
▼僕らは最初SBIを作りました。
多くの方からのご好意
両親の援助・お祝い・列席者からのご祝儀、結婚式に呼べなかった方からのご祝儀やプレゼント。たくさんの方のおかげで結婚式は成功しました。僕らは恵まれていました。
お金の面での注意点
結婚式場からくる請求額以外でもかなりの金額を使います。家具・家電は別としても、50万から100万くらいはかかるかもしれません。
ざっくりですが、何にお金がかかるかまとめておきます。
結婚式以外で使うお金
指輪 | 20~30万円 (希望するモノによる) |
お車代 お心付け |
20万円以上 (招待者数による) |
両親へのプレゼント | 数万円 |
結婚式用の小物類 | 10万円以下 |
前撮り撮影 | 10万円 (知り合いに頼んだので格安) |
ブライダルエステ ヘアサロン まつげ ネイル |
10万円程度 |
指輪に関してはペアリングを作らずに女性だけ高いモノを買って自分は安くという方法もあります。結婚指輪=ペアリングと思っていましたが、その必要は全くないみたいです。
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結婚指輪を安く買うために工夫したことはペアリングをやめること
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結婚式そのもの以外にもお金は結構かかります。ネガティブな気持ちになってしまうかもしれませんが、知っていればより計画的に貯金ができます。実際僕はこの辺のお金を考えずに貯めていましたので少し後悔。
この辺の支出がリアルになってくるのは、準備も後半戦に差し掛かっているころ。「どうしよう…」と思っている時間もありませんし、この頃には多くの方への感謝の気持ちも強くなっているのでお金のことばかり考えてもいられません。
大丈夫。どうにかなるはずです。いや、するはずです。
お金は意識すれば貯まる!
時間も考えも共有すれば結婚式も楽しみになる
準備をしている間に、そんな小さな感情はどうでも良い話だと思うようになっていきました。
衣装合わせに毎回一緒に行く
彼女がどれだけ楽しみにしているかが良くわかる衣装合わせ。
「幸せにしたい、なりたい」という気持ちがあれば、自分のネガティブな感情も徐々に薄れていくはず。
相手のお母さんが行くと言っても「じゃあお母さんに任せます」ではなく、甘えず一緒に行きましょう。
ネガティブな感情がパッとなくなることはありません。だから毎回付いて行ってみてください。実際はめんどくさいけどw
彼女の楽しそうな顔を見ていると、だんだん自分も楽しめるようになってくるので不思議な気分でした。
新郎に憧れを持ったことはありますか?僕は全くありません。かわいい花嫁さんを見るとテンションも上がるものです。
式のプランや引き出物もしっかりと二人で決める
プランもしっかりと二人で決めるとどんどん楽しくなります。家族、親族、友人が楽しそうにしている姿。奥さんが嬉しそうにしている姿を想像すれば、どんどんプランは思い浮かびますし楽しくなってきます。
式中は楽しいのか?
これはやってみないとわからないことです。僕の場合はめちゃくちゃ楽しかったです。
結婚式の特徴
- チャペルが特徴的
- 海を見下ろせる場所にあるホテル
- 披露宴会場は横長のテーブルでひな壇なし
(隣、正面に友人がいる) - 通常は普通のレストランなので、大人数は入れず36名
(無理を言って37名にしてもらった) - 人数が少ないのでみんなと話せた気がする
- プールサイドでケーキカットができる
- プールサイドで挨拶
これらの多くは、雨が降らなかったから楽しむことができたというのも事実です。良かった点は、普通に友達と話ができたこと。感謝の気持ちを伝えやすい距離感だったのは最高でした。
披露宴のひな壇で二人でピシッとしてても楽しくなさそう
と最初に書いていますが、僕は全くピシッとしていませんでしたw カメラも持ち運べましたので最高です!
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友人の意見からネガティブな印象を受けていたことについて
ただただ疲れた
疲れました。実際めちゃくちゃ疲れました。でもそれは自分の思い描いていた疲れとは違って、「楽しかったなあ、終わったー」という達成感が大きかったです。友人もこんな気持ちだったのだと思います。
でも正直な意見をひとつ。
「後撮りはしんどかった!口角もそんなに上がりません!」
二次会のほうが楽しかった
これはやってないのでわかりませんが、そうかもしれませんね。僕は結婚式で疲れまくっていたので、二次会がなくてよかったと言うのが本音です。披露宴の後は列席してくれた友人と飲みましたが、気兼ねなく楽しめたのでこれはこれで最高でした。
結婚式の二次会をやらなかった理由
- 式が日曜だったので遠方の人が帰らないといけなかった
- 日曜なので遠方の方を呼びにくい
- 日曜ってことがすべて
新婚旅行も一ヶ月後なのも逆に良かったです。お礼もできずに行くと、旅行の後もまだまだバタバタしてしまうんでしょうね。
朝から結婚式をして、夜中まで二次会・三次会と当たり前かのようにやっていますが、かなりすごいと思いました。面倒なら思い切って「やらない」という選択肢もアリです。
ホテルのスイートルームに泊まれたので、とりあえず満足してしまったというのもありますが、結婚式の後すぐに平常運転も全然良いと思います。
新婚旅行の記事もたくさん書いていますので、ごらんください。間を開けたのでしっかりと計画できました。並行して考えるのは本当に大変だと思います。
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最後に結婚式の感想
結婚式をやってみて本当に良かったと思います。
友人の余興にも感動してしまいましたし、何より両親へ感謝の気持ちを伝えることができたのが良かったです。普段なかなか言えることではないですからね。
圧倒的に花嫁さんのほうがちやほやされますが、僕も気分が良かったです。幸せそうな奥さんを見れて幸せでした。
超高額な飲み会みたいなもんですが、「一生に一度だから。」という女性の気持ちが少しだけわかった気がします。
男のほうが妄想族だとは思っていますが、女性の結婚式に対しての妄想は何十年も前から始まっているのでしょうね。敵いません。幸せな時間を過ごすことができると確信しているのだと思います。女性は強い。
感謝
この気持ちが強くなればなるほど、結婚式を楽しめるような気がします。
- 両親への感謝
- 親族への感謝
- 友人への感謝
- 奥さんへの感謝
- プランナーさんへの感謝
- スタッフさんすべての方への感謝
(式場・カメラマン・メイク・着付け・衣装屋・花屋)
基本的なプランは一緒かもしれませんが、自分たちが創り上げた結婚式は世界でひとつだけで量産品ではないんです。
本番が近づくにつれて感謝の気持ちも高まっていきます。最初は気にしていたお金もだんだん気にならなくなってきました。むしろ300万とか400万でも安いんじゃないのかと思えるようになりました。
プランナーさんが深夜まで働いているのは、打ち合わせでかなりの時間が取られるからというのもあると思います。
本番はたった数時間の出来事ですが、何時間も打ち合わせに付き合ってもらったりしていることを考えると多分安い。
なにより式中のおもてなしのクオリティに感激しました。
お金の面での考えが変わってくると、「どうやって楽しんでもらおうか。料理は満足してもらえるだろうか。」こんなことばかり考えるようになりました。結婚式は自分達だけのためではないんですよね。経験してみて初めてわかりました。
僕の結論
- 女性の結婚式への思いを否定しない(金銭面で非現実的なときは別)
- 男も楽しい!
- 感動もする!
- 互いの両親との距離も近づく!
- だんだんお金のことは気にならなくなる!
こんな感じです。この記事を読んでくださった方の結婚式が素晴らしいものになることを願っています。
結婚式までの道のりはいろいろありましたが、やっぱりゼクシィを利用して、結婚式場の下見に行ったのはよかったです。
無料で料理を食べることもできる式場もあるので、ブライダルフェアは一度行ってみると良いと思います。
男性はその辺から楽しんでみてはどうでしょう。
なぜ結婚式の感想を書こうと思ったか?
余談ですが…
本当は結婚関連のことを書く気はなかったのですが、奥さんから、『男目線の結婚式の感想を知る機会がなかった』と言われたので、記事に残しておこうと考えました。
それなら、「結婚式はこんなことをやるのがおすすめ!」ばかりではなく、結婚式に対してネガティブな意見を持っていた男の心境が徐々に変化するリアルな意見を書こうと思った。というわけです。
長々とありがとうございました。
▼まずブライダルフェアに行ってみるのは全然ありだと思います!グループでいろんなところを回る感じなのは正直だるいですが、個人で対応してもらえるタイプの見学会はかなり楽しめました。
なによりご飯がおいしいw
▼結婚指輪を見に行ってテンションを上げるのも楽しいと思います!